豊丘西尾ヴィンヤード Domaine Beau Bois 北海道余市町
豊丘西尾ヴィンヤードの西尾 久氏は、2021年1月から北海道余市郡余市町にて畑を購入して新規就農、醸造用ブドウ栽培をはじめました。自分で栽培したブドウから自分の手でワインを造りたいという思いで、尊敬する10Rワイナリー(北海道岩見沢市)のブルースガットラヴ氏に従事し、同年の9月末から2か月と少しの間、ワイナリー近くに住み込み、毎日研修生として働きながら自分のブドウも委託醸造にてワインにするというサイクルで2年間が経ちました。今回、自社栽培し、醸造した初ヴィンテージワインをリリースすることができました。 La Tradition rosé 2021(ロゼ) 余市町富丘の畑にて栽培したブドウを、除梗後10日間低温にて醸し、プレス機で絞りました。その後フレンチオークの古樽にて9か月間の発酵・熟成を経てビン詰め。亜硫酸を瓶詰め直前に20ppmだけ加えています。色合いはロゼと思えないほどに濃く、味わいもフルーツやスパイスの濃い香りと共に酸の伸びが続きます。冷やしても良いと思いますが、常温で赤ワインと同じように味わっていただけるワインとなりました。 生産本数:575本 ブドウ:余市町富丘町の自社畑 ツヴァイゲルト、ケルナー 醸造場所:岩見沢市 10Rワイナリー price:3850円 / 750ML(完売しました) |
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La Tradition rouge 2021(赤) ロゼワインと同時に収穫したツヴァイゲルトだけを、除梗後30日間優しくピジャージュを行ないながら醸し、プレス機で絞りました。その後フレンチオークの古樽にて18か月間の熟成を経てビン詰め。亜硫酸を瓶詰め直前に20ppmだけ加えています。タンニンも感じられる北国としては濃い色の味わいの赤ワインに仕上がりました。ツヴァイゲルト特有のスパイスやシナモン、赤い果実の香りが長く続きます。長期保存にも向くボディを持ったワインに仕上がりました。 2021年の新規就農初年度の夏は、2か月余り雨がほとんど降らず、雑草も焼けて伸びを止めるような天候でした。雨が少ない事もあり、ブドウの樹の様子を観察しながら、農薬を出来るだけ使わずに栽培することに挑戦しました。 生産本数:578本 ブドウ:余市町富丘町の自社畑 ツヴァイゲルト 醸造場所:岩見沢市 10Rワイナリー price:4180円 / 750ML(完売しました) |
YOKA WINERY 北海道余市町登町
代表者は喜久雅史氏。福岡県出身、18年間の銀行勤務を経て余市町に新規就農。 余市町登地区の木村農園で研修し栽培技術を身に付けました。そして、30年以上耕作放棄地の農地を2018年に取得。自社の農地を開墾・栽培しながら10Rワイナリーのブルース・ガットラヴ氏のもとで4シーズン研修し、醸造技術を身に付けました。2023年に果実酒製造免許を取得して、2023年から自社の設備で醸造をスタートしました。 畑は、ピノノワール(1ha)、シャルドネ(0.5ha)、ケルナー(0.5ha)の3品種を栽培。 「健全に熟したブドウで健全なワインを造る」こと、お客様に喜ばれるワイン造りを目標としています。 |
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ピノノワール 2022 余香(赤) 2022年は熟し方もゆっくりと進み、北海道らしいヴィンテージでした。 自社の3年生のピノノワールだけでは1樽分に満たなかったことから、余市登地区の近隣生産者から同品種を仕入れて醸造しました。自社ブドウを先に収穫・手除梗して室内で醸し酒母を造りました。その約2週間後に生産者のブドウを手除梗(うち全房50%)した後に混醸。45日間野外でコールドマセラシオンを実施。味、香り、発酵速度(糖度の変化)、温度などのきめ細やかな管理をしながら野生酵母で発酵させ、フレンチオークの新樽で1年間熟成しました。 ブドウ品種:ピノノワール100% 生産本数:394本 price: 4500円/750ML(参考ワイン) |
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