ダニエーレ・ピッチニン(ムーニ) Daniele Piccinin(Muni) イタリア/ヴェネト州
造り手:ダニエーレ・ピッチニン(ムーニ) 産地(州):イタリア/ヴェネト 農法: 若くして友人と始めたレストランでソムリエとして働いていたダニエーレ ピッチニン(1980年生まれ)の人生は、2003年(23歳のとき)に偶然試飲したアンジョリーノ マウレ(ラ ビアンカーラ)のワインによって大きく動き始めました。今まで自分が扱ってきたワインと全く違う世界観で造られているワインの味わいに驚き、それが何から生まれているのかを知るために、休日にアンジョリーノ(当時50歳)のワイナリーを訪れ、畑仕事や醸造の手伝いをするようになります。その中でアンジョリーノから言われた「ブドウを潰したらワインになるんだよ」という言葉は、現代醸造で必要とされている工程や化学的な加工用の調剤がなくともワインを造ることができることを改めてダニエーレに気付かせ、醸造がシンプルなだけに逆に底が知れない奥深さがあるワイン造りに魅了されるきっかけとなりました。 |
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ビアンコ・ムーニ 2022(白) シャルドネは収穫、除梗し、皮ごと24時間マセレーションを行った後に圧搾、ステンレスタンクで醗酵。ドゥレッラはプレス後ダイレクトにステンレスタンクで醗酵(ドゥレッラの持つ色素が酸化しやすいという特性があるため、マセレーションの仕方については未だ模索中)。10か月間木樽で熟成の後にボトリング。 ブドウ:シャルドネ、ドゥレッラ price:3050円 /750ML(完売しました) |
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カリペ 2020(赤) ワイナリー創業時に土壌、気候が合っていると感じて標高550mの畑に植えられたピノ ネーロ。2019以降のピノ ネーロは、圧搾前にフリーランで出てきたワインのみをボトリングする選択をしている。その出来栄えにダニエーレ自身が確証のようなものを得たのか、2020ヴィンテージより「Kalipe'(カリペ)」の名前でリリースされることになった。 カリペは、ヒマラヤ山麓に暮らすシェルパが山へ歩みを進めようとしている人に対して使う言葉で、“着実な一歩”を指す。ブドウが植えられたことのない区画にその土地の伝統と何のゆかりもない品種であるピノ ネーロを植えたことに対し、急いて結果を求めぬようにと自戒の意味が込められている。彼が植えているブドウの中でヘクタールあたりの収穫量が最も少なく、恐ろしく凝縮したブドウから生産されている。木製の開放醗酵槽で30日間マセレーションとアルコール醗酵を行い、圧搾後2000リットルの大樽にて醗酵の続きと熟成を10か月間行う。 ブドウ:ピノネーロ price:6600円 /750ML |
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