マイ・エ・ケンジ・ホジソン Mai et Kenji Hodgson
オーナーのケンジ・ホジソンは、カナダ滞在当時はワインジャーナリストだったが、2005年、ワインを学ぶために日本のココファームで6か月間研修する。そこで初めてヴァンナチュールに接することとなった。2006年、カナダに戻りブリティッシュ・コロンビア州のオカナガン地方のワイナリーで3年間醸造責任者を務める。2009年、フランスワインを学ぶためにワイナリーを辞め、妻のマイと一緒にフランスに渡る。マルク・アンジェリのドメーヌの収穫に参加し、その翌年の2010年4月にロワール地方のベルヴィーニュ・アン・レイヨンに畑を所有しドメーヌをスタートする。 産地:フランス>ロワール>アンジュ>ベルヴィーニュ・アン・レイヨン 生産者:マイ・エ・ケンジ・ホジソン 畑総面積:4ha 農法:ビオロジック |
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ファイア 2018(白) 2018年の収量は霜の被害に遭った前年同様の大幅減。。だが、ワインの品質は厳しい ミレジムに反し 、素晴らしくポテンシャルが高く静謐で完成度の高い仕上がりとなっている。口に入れてびっくりするのはエキスの染み入るような上品な旨味。味わいが薄ウマなのに余韻が長く複雑なところ秀逸。 みかん、白桃、梨のコンポート、西洋菩提樹、フェンネル、杉の木、ピートの香り。ワインはピュアかつ滑らかで透明感のあるエキスに甘みにも似たボリュームと静謐感があり、線の細い強かな酸と繊細で緻密なミネラルを柔らかく包み込む。自然発酵12カ月、古樽で14ヵ月熟成、SO2無添加、ノンフィルター。 葡萄品種:シュナンブラン100% price:4609円 /750ml |
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レ・ゾシゴアン 2017(白) 2017年のレ・ゾシゴアンはケンジの自信作。グレープフルーツ、洋ナシ、西洋菩提樹、クミン、コーリアンダー、ピスタチオ、パンの耳の香り。ワインは静謐でほのかな甘みにも似たピュアなエキスが染み入るように優しく、後から骨格のある洗練されたミネラルが余韻に続く。2018年のファイアが男性的だとしたら、2017年のレ・ゾシゴアンは女性的なエレガントさを兼ね備えている。 自然発酵9カ月、古樽で12ヵ月熟成、SO2無添加、ノンフィルター。 葡萄品種:シュナンブラン100% price:5115円 /750ml |
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ラ・グランド・ピエス 2018(赤) 前年同様に、仕込みは最初にガメイを収穫し、マセラシオンの途中に収穫したグロローを加え一緒のタンクで醸造している。また前回まで熟成は古樽100% だったが、今回はワインにフレッシュさを与えるために半分ファイバータンクで熟成させている。 グロゼイユ、クランベリー、スミレ、バラの花弁、バジル、シソ、ハイビスカスティー、白胡椒の香り。ワインはチャーミングかつみずみずしい果実が艶やかでコクがあり、フレッシュな酸とキメの細かいタンニンが骨格を引き締める。 自然発酵で1ヵ月、ファイバータンクと古樽で12ヵ月熟成、SO2無添加、ノンフィルター。 葡萄品種:グロロー90%、ガメイ10% price:4103円 /750ml |
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オ・ガラルノー 2018(赤) ワインの名前Galarneauはケベックの仏語で「太陽」。2018年は収量が大幅に減った年。 ワインは、コクがありスマートにまとまっていて、余韻に感じる洗練されたミネラルとタンニンから長熟を予感させる。開けたてはカベルネフラン特有の土っぽい香りを感じるが、時間が経つにつれバラやスミレなど香水のような官能的な香りが花開く。今飲んでも十分美味しいが、さら に数年熟成させてから飲んでみたいワインです。自然酵母で10ヵ月発酵、ファイバータンクで10ヵ月熟成、SO2無添加、ノンフィルター。 葡萄品種:カベルネフラン price:3762円 /750ml(完売) |
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プティ・ルッチーニ 2015-2017(白) 今回初リリースのシュナン。畑は2016年に取得し現在ビオ転換中(ビオ転換が終了する2018年からファイアの畑になる予定)。2017年は豊作で収量が取れた分味わいがシンプルだったのでワインに深みを与えるため、2年樽熟を経た2015年のレ・ゾシゴアンを20%加えた。 ワインはフルーツのエキスというよりも中身がしっかりと詰まっていて、鉱石をイメージさせるミネラルエキスのよう。フラッグシップのファイアに全く引けを取らないポテンシャルがある。 SO2無添加、ノンフィルター。 葡萄品種:シュナンブラン100% price:3718円 /750ml(完売) |
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