ジェラール・デスクランブ Gerard Descrambe
初代オーナーであるジャン=アルマンが、1954年からビオ農法を実践し、1975年に現オーナーのジェラールに引継がれる。実弟が醸造、ジェラールが畑とコマーシャル担当と分担でワイナリーを切盛りしていたが、1995年に弟が亡くなって以降は、彼が醸造も全て管理する。2015年から息子のオリヴィエにドメーヌの管理全てを任せ現在に至る。 ドメーヌに隣接するACボルドーの畑と少し離れてACサンテミリオンの畑を所有する。気候は温暖な海洋性気候だが、いずれの畑もドルドーニュ川に近接していることで、冬でも気温は穏やかで霜の被害は少なく、夏の乾燥に強い。 産地:フランス>ボルドー>サンテミリオン 生産者:ジェラール・デスクランブ AOC:ボルドー 畑面積:7.8ha 農法:ビオロジック |
シャトー・ルネッサンス(赤)2020 2020年は共同オーナーでCh.オーゾンヌの栽培責任者であるローラン・ヴァレットが仕込んだファーストヴィンテージ。色合いは黒味がかった深い赤。カシス、 スミレ、黒豆、ヨードの香り。ワインはしっとりとしなやかでコクのある果実味に染み入るような酸があり、塩気のあるミネラル、ほんのりビターで収斂味の効いたタン ニンが余韻を優しく引き締める。 セメントタンクで4種間マセラシオン、自然酵母で21日間発酵、セメントタンクで12ヵ月熟成。 葡萄品種:メルロー 80%、カベルネソーヴィニヨン 20% price:2650円 /750ml |
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キュヴェ・シャトー・ルネッサンス エルヴェ・アン・バリック(赤)2014 2014年は2回目のリリース。前回に比べて酸が落ち着いて果実味にコクが出てきている。pHが3.3ボルドーの赤ワインでは酸度がかなり高いおかげで軽く10年以上は熟成に耐え得るだろうと想像できる。50年に渡り何も変わらぬ昔のスタイルを貫いてきた、ジェラールの半生が集約された最後のワインです。 葡萄品種:メルロー 80%、カベルネソーヴィニヨン 20% price:2706円 /750ml(完売) |
シャトー・ド・プラド Chateau de Prade
シャトー・ド・プラドはコート・ド・カスティヨン地区の中では最も古いビオワイン生産者。現オーナーのベルナール・フルニエは1972年、高校卒業と同時に父のワイナリーで働く。1989年、実質的な経営を任されたベルナールはシャトー・ド・プラドを正式にシャトー登録する。そして2001年に父の引退を期にシャトーを引き継ぎ現在に至る。 畑は全て南向きに位置し、土壌は隣のサンテミリオンの丘と同質のものを有している。気候は温暖な海洋性気候で、冬でも気温は穏やかで霜の被害は少なく夏は暑い。大西洋が運ぶ湿度が内陸に比べて少し高いのが難点。 産地:フランス>ボルドー>コート・ド・カスティヨン 生産者:シャトー・ド・プラド AOC:コート・ド・ボルドー 畑面積:13ha 農法:エコセール |
ブラン・モワルー 2018(白甘) 2018年は、ミルデューが猛威を振るった年。ミルデューにより夏の終わりには葉がほとんど抜け落ちてしまったが、ブドウは辛うじて残った。だが、ブドウが残っても葉がないため光合成が進まず、辛口のワインをつくるにはブドウが未熟過ぎたので、急きょパスリヤージュ(乾燥させて糖分を上げる)して甘口にすることにした。貴腐ではなく、藁の陰干しのように水分が飛んで凝縮するまでブドウを長く枝に放置して糖度を上げている。パパイヤ、黄桃のコンポート、熟したパイナップル、フュメ香、ハチミツの香り。ワインはまったりと上品にまろやかで清涼感があり、ネクターのような心地よい甘さの中に繊細な酸とほんのり渋みを伴ったミネラルがきれいに溶け込む。甘口のボルドーとしては、驚くほどコストパフォーマンスの高いワインです。自然酵母で1か月半醗酵、セメントタンクで6ヵ月熟成。 葡萄品種:セミヨン price:2497円 /750ml(完売) |
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コート・ド・ボルドー・カスティヨン エレーヴ・アン・フュ・ド・シェーヌ 2019(樽熟赤) 2019年は当たり年。歴史的猛暑だったにもかかわらず収量恵まれた。樽熟はいつも通り1年、その後は昔のボルドーのようにタンニンがこなれ始めるまで3年間カーヴでビン熟を経てリリースした。色合いは赤みがかった深いガーネッ ト。ミュール、ビーツ、キャラメル、メン トールの香り。ワインは芳醇かつコクのある濃厚でしなやかな果実味が染み入るように滑らかで、塩気のあるミネラル、キメの細かいタンニンの収斂 味が優しく余韻を引き締める。 葡萄品種:メルロー 80%、カベルネフラン10%、カベルネソーヴィニヨン 10% price:3070円 /750ml |
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