ドメーヌ・ポンコツ 山梨県甲州市勝沼

ジャロピー 2023(醸し)
暑さを感じる強い果実味と熟成によって出た塩味が2023年の特徴。デラウェア味しっかり。 アタックに揮発酸を少し感じるが口にすぐ馴染み、余韻でデラウェアからマスカットの様なアロマティックな香りに変わる様子が楽しい。 温度は冷やし過ぎず少し上げておきたい。鼻に抜ける蜜蝋のハニー感とそこからくるボリュームと照りの感じはまさにポンコツワイン。主体のデラウェアは醸しを11日間。醸し途中で少量のシュナンとソーヴィニヨンブランを果帽上面に乗せて、様子を見てルモンタージュをした。 発酵途中にプレス。その際、ヴィニフェラ(シュナンブラン他)を全房で一緒にプレス。醸したデラウェアとブレンドする形で発酵を継続した。 発酵途中に樽に移動しそのまま樽発酵を行った。ダイレクトプレスで樽発酵させた別の畑のデラウェアをブレンドして、樽の空寸を埋め、そのまま熟成させた。
葡萄品種:デラウェア、シュナンブラン、ソーヴィニヨンブラン、プティマンサン、ピノグリ
price:1980円 /750ml(完売)

おやすみなさい 2024(ロゼ泡)
藤稔をMC2週間後、遅らせて収穫した巨峰と一緒にプレス。その後樽発酵。 あとから収穫した甲州、サンソー、カベルネフラン、プティマンサンをダイレクトプレスして樽発酵。 各々をオリ引きしてブレンド。ガス圧1.5気圧に目安で補糖し、瓶内で発酵を終える(瓶内2次発酵)。藤稔をMCした分、苺やラズベリーでチャーミングさがトップノートに出てくるのは2024の特徴。 今年は瓶内2次に変えたことによりオリが減りピュアな果実味がより強く出ている。 泡は優しめ。
葡萄品種:巨峰、藤稔、ピオーネ、甲州主体、他サンソー、カベルネフラン等
price:1980円 /750ml(完売)

まどぎわ 2024(醸し)
9月中旬収穫の甲州、セミヨン他をプレスして樽発酵。 10月中旬収穫の甲州を全房でタンクに投入した後、樽発酵の甲州を戻し入れて半分MC、半分醸しとする。 3週間後プレスし、樽に移動して発酵させる。別に収穫して樽発酵させたデラウェアとブレンド。ワインはオレンジ色がかった黄金色。ヨモギのハーブ、メロン、金木犀、奥にハニー感。 例年よりはべっこう飴感も強く感じる。まだオリのざらつきが舌先に残るが、熟成を得て甲州の柑橘にハチミツレモン感が出てくるのが楽しみ。
葡萄品種:甲州主体、デラウエア
price:1980円 /750ml(完売)
