宮本ヴィンヤード/ドメーヌタプコリーヌ 北海道三笠市
理想のワイン造りをするべく、10年の歳月をかけてニュージーランド、フランス、日本と修業しながら渡り歩き、ようやく2012年に今の場所に出会い、新規就農を果たしました。 新区画の拡張で総面積は約3.5haまで広がり、新区画からのまとまった収穫も期待できます。ピノノワール、シャルドネ、ピノグリ、オーセロワ、シラー、ゲヴュルツトラミネールなどを植えています。 収穫量を多くせず、品質重視の栽培をするために台木はあえて弱いものを中心に選びゆっくりと樹を育てる方針です。 一般的な栽培方法よりもずっと時間はかかりますが、出来上がるワインは深みのあるものになります。 除草剤や化学肥料は使用せず、農薬は有機で認定されているボルドー液を中心に使い、殺虫剤は大きな被害をもたらす虫のみに限り限定的な範囲で使用しています。 醸造場所は、ハマダヴィンヤードの濱田氏と共同で、醸造場「ドメーヌタプコリーヌ」を2021年から運営しています。

ヴィーニュ・シャンタント プリズム 2023(白)
イエローグリーンの外観。香りに白い花やスモーキーさ、爽やかな青リンゴ、洋ナシ、ヨーグルト、オレンジに控えめな樽香。 優しい口当たりに柔らかな果実味が広がる。石清水のようにクリアで透明感があり、余韻の酸とミネラルは穏やかだが存在感はしっかり。 2022年と似た味筋だが、こちらの方がより丸みがあり近づきやすい。 2023年は例年より酸が低く、味わいの立体感と熟成のポテンシャルをキープするため、通常より多めに発酵由来の炭酸ガスと澱を少し残しています。 飲み頃予想 2025~2032年ごろブドウ:シャルドネ
生産本数:
price:8830円 /750ml (完売しました)

ヴィーニュ・シャンタント ヴォロンテ 2023(赤)
鳥害を逃れ、尚且つヴォロンテを名乗れる熟度があった最優良区画のMV6とスイスクローンのみを使用。 色調はそれほど濃くないが、綺麗なルビー。イチゴやカシス、チェリー、クレームブリュレなどの愛らしい香りの奥から妖艶さが覗く。 しっとりとした果実、適度な酸、皮由来のタンニンと柔らかいミネラル。全体的なバランスは良いので近づきやすいが、ややドライなタンニンが目立つので数年置きたい。 ブドウ:ピノ・ノワール飲み頃予想 2027~2032年ごろ
price:8830円 /750ml (完売しました)

ヴィーニュ・シャンタント キュヴェ・プランタニエール 2022(白)
スモーキーなミネラル、白い花、ヨーグルト、レモン、青リンゴ、樽、僅かなハッカのニュアンス。 柔らかく丸い口当たり、瑞々しい搾りたてジュースのような果実味と穏やかな酸とミネラル。 重さを感じない浮遊感のある酒質は全体的にオープン。 繊細でシルキーな身体に染み入るような優しい余韻。自然体、リラックス、そんな言葉がしっくりくるワイン。プリズムがある種の硬さをキャラクターとして持っているのに対し、ピノ・グリメインのプランタニエールはもっと柔らかさを前面に出しても良いのではないかと思い、質感の柔らかさに焦点を当てて、醸造方法を少し変えてみました。 <飲み頃予想 2023~2029年ごろ>ブドウ:ピノ・グリ
熟成:新樽100%
price:6700円 /750ml(完売しました)

ヴィーニュ・シャンタント アントル・シアン・エ・ルー 2021(オレンジ)
スキンコンタクト3日間、醸し発酵は無し。 色調はやや薄いアンバー。黄色い花畑、オレンジピールにクローブ、コリアンダー、シナモン、クミンなど様々なスパイスのニュアンス。柑橘の雰囲気を纏った果実味はボリューム感と粘性があり、強い旨味とほろ苦いビターさを伴います。オランジェットを連想させる複雑で長い余韻。
明るい性格なので比較的近づきやすいが、もう少し柔らかくなるのを待ちたいです。
※アントル・シヤン・エ・ルーとは、フランス語で黄昏時の意味です
ブドウ:ピノ・グリ主体、オーセロワ、ゲヴェルツトラミネール。
price:6500円 /750ml(完売)
