北海道の酒店 はらだ商店

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ドメーヌ・オヤマダ      山梨県甲州市勝沼

BOW! Blanc 2024(白)

BOW!はドメーヌオヤマダのラインナップの中で、気軽に飲んでもらいたい『新酒』のような位置づけ。低価格ながら小山田氏のこだわりが詰まった逸品。 造りも本人の中では完成していて、作柄による変化以外は毎年はっきりとBOW!白らしさといえるものを感じることができる。
デラウェアは主にホールバンチで果汁清澄をした後に低温ステンレスタンク発酵。プチマンサンは同じくホールバンチで果汁清澄をした後に古い大樽にて発酵する。 2024年は梅雨時期に天気に恵まれていたが、台風10号の影響で後半は玉割れの手入れに勤しんだ。ヴィニフェラ種の白葡萄も多くは手入れを要したが、良く熟し魅力的なキュベにそれぞれ仕上がった。
葡萄品種:デラウェア77%、プチマンサンとルーサンヌ17%、
     トラミネットほか6%
price:1980円 /750ML(参考:試飲会で販売)

BOW! Rose 2023(ロゼ)

牧丘町倉科地区の巨峰が主体のワイン。2023年から晴れて新しくBOW!ロゼとしてリリース。 収量が少なく色んな畑のヴィニフェラなども寄せ集めて作っている為今後も構成が大きく変わる予定。
2024年は品種構成がドメーヌ・ポンコツの“おやすみなさい”と割と似ているが、仕込みはシンプルに仕上げたのでそれなりにあっさりした仕上がりになった。ジュースのように感じている反面、潔いテクスチャーが魅力的でもある。果実味をはっきり出すためにオリ引きを2023年より多くかけた。
葡萄品種:巨峰、藤稔、ピオーネ53%
     マスカットベリーA、甲州39%
     メルロー、トラミネット他8%
price:1980円 /750ML(参考:試飲会で販売)

BOW! Rouge 2024(赤)

ドメーヌ・オヤマダのテーブルワイン赤。マスカットベーリーAとカベルネフランが主体のワイン。 割合は約半分ずつくらいで品種の組み合わせがバランスよく、親しみやすさがある。
2024年は、ブドウトリバの被害が甚大だった為、カサかけ後に袋掛けを行った。袋掛けは収量に大きく貢献し た。マスカットベーリーAは除梗破砕して、カベルネフランはどちらも除梗してルモンタージュにて醸していく。 その他一部入っている、ムールヴェードルは例年と比べると比較的熟度がよく、MC(マセラシオンカルボニック) を施したのち発酵させている。カベルネフランは著しく未熟だったがルモンタージュして醸してみると香りは流石のカベルネで、雰囲気がある。また一部、洗馬のブドウを醸して入れた。
葡萄品種:カベルネフラン、マスカットベリーA主体、ムールヴェードル
price:1980円 /750ML(参考:試飲会で販売)

祝(Iwai) 2021 (白泡)

「祝」というのは昔の村名で、明治8年、上岩崎村・下岩崎村・藤井村が合併し祝村となった。 一説では雨宮勘解由(かげゆ)が甲州を初めて発見した場所といわれている。このワインに使うブドウは畑の標高が約500mでBOW!白用の万力周辺のデラウェアと比べて熟成がゆっくりで、スパークリングにとって重要な酸を残しやすい特徴を持つ。
2021 年は新梢伸長時期の天候が良かったこともあり早く熟した。デラウェアも良好。デラの華やかさがや や強く出てくる印象。泡立良く、レモンの柑橘感や黄金色が美しい。例年よりシャープな印象なのはキレと酸 がしっかりあるから。香りの強さは十分で、口中で熟成したナッツやブリオッシュ香とデラウェアからくる香 りが余韻に続く。ややジャスミンのような香りが強め。
葡萄品種:山梨県勝沼産 デラウェア主体、甲州、プチマンサン
price:2530円 /750ML(完売)

洗馬(Seba) 2021 (赤)

ドメーヌ・オヤマダのフラッグシップ。長野県塩尻市洗馬にあり、垣根栽培でヴィニ フェラが混植されている。 標高約700mで、 晴天日数が多く、夜温が低く酸を維持できるなど、ブドウにとってまさに理想の土地。ブドウのポテンシャルと土地の個性を感じること ができる。この畑から仕込まれたワインのコンセプトは「北のエレガンス」。
トップから香りの強さがあるが、落ち着いた酸もあり雨上がりの針葉樹林や松茸といったしっとりとした印象。 ゆっくりと赤黒い果実が立ち上がっていく中で、口中の熟成で溶けた硬質な塩味とビロード様のタンニンがバランス良く、洗馬を感じる。余韻に鼻から抜ける香りは繊細だが全てが詰まっていて杯が進む。
葡萄品種:長野県塩尻市洗馬産カベルネフラン、他
price:2970円 /750ML(完売)

日向(ひなた) 2021(赤)

山梨市江曽原日向にある、南向きの斜面の畑。垣根栽培で南系のヴィニフェラが混植さ れている。 冬でも暑さを感じるほど日当たりが良く、春の訪れも早い。この畑から仕込まれたワインのコンセプトは「南の太陽」を喚起させるワイン。
スパイシーさ。クローブ、シナモンにリコリス。土っぽさが重心を低く、ブラックベ リーや桑の味の黒い果実が広がる。口中は熱量を感じ、種の熟したニュアン ス、南の太陽をよく感じる。きめの細かいタンニンに、枯れ葉や黒壇が奥行きを出している
葡萄品種:山梨県江曽原日向産シラー、ムールヴェードル、タナ、他少量
price:2530円 /750ML(完売)

万力 2022 (ロゼ)

山梨市万力の南西向きの斜面につくられた段々畑。棚栽培で全て短梢で仕立てられており、3品種が1枚の畑に混植されている。 BOW!白のデラウェアの畑である西山や蟹沢からほど近い位置に所在。
香りから果皮浸漬の酸 化の具合が綺麗で、杏の酸やマーマレードのような収斂味が甲州種由来の繊細さを表現している。 日が暮れるまで のゆったりとした時間、食欲をそそるワイン。
葡萄品種:甲州、プチマンサン、シュナンブラン少量
price:2530円 /750ML(完売)

洗馬(Seba) 2021 (白)

洗馬の畑にある白の単一のキュヴェ。ソーヴィニヨンブランやシャルドネ、その他様々なヴィニフェラ品種の混植混醸。 パッションフルーツ、落ち着くとリンゴの蜜感などが出る。樽での熟成時は非常に味わいも力強く、安定していた。樽での熟成で“やや酸化させて遊ぶ“方向へ向かい、その”抜け感“と樽の要素のバランスの変化が今後気になる。
落ち着いた琥珀色。2020年に感じたソーヴィニヨン・ブランの青さは控えめに、 ナッツ系やすでに熟成した香りが立つ。 果実味が控えめな分、硬質なタッチをよ り感じる。
葡萄品種:長野県塩尻市洗馬産
     ソーヴィニヨンブラン、シャルドネ、ピノグリ、セミヨンほか
price:2970円 /750ML(完売)