登醸造 Noborijozo 北海道余市町登町
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秋田県出身の小西史明氏は東京でのサラリーマン生活を経て2009年に余市に移住。2011年より自社農園にて奥様と二人でぶどう栽培を始めました。総畑面積1.9ha、そのうち1.3haがココ・ファームと契約しているツバイゲルト(10Rワイナリーに原料出荷してこことあるシリーズのツヴァイゲルトに)、0.2haはこちらもココ・ファームと契約しているケルナー(10Rワイナリーに原料出荷)、残りの0.4haが自家醸造「セツナウタ」になります。「セツナウタ」は2015年ファーストヴィンテージ。 病気が無くて熟したブドウをつくることが登醸造の小西さんの基本。そしてワインは野生酵母により発酵をさせることが登醸造の味わい。目指すのは、「きれいで芳醇」プラス「旨味があってクセのある」、複雑味を感じられるワイン。 |
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セツナウタ 2021(赤に近いロゼ) 2021年は余市史上まれに見る暑い年でした。例年30度を超える日は数日程度ですが、この年は20日間ありました。この暑さはぶどうの収穫にも影響します。 セツナウタは中心糖度を22度ぐらいに考えているため、21 度ぐらいからもぎ始め、23度ぐらいでフィ ニッシュするという作業を組んでいますが、結局 11 月上旬までかかってしまいました。ワインブドウの栽培に「ハングタイム」という言葉があって、ブドウが木にぶら下がっている期間のことを指します。この長さが糖度だけではなく、いろいろな旨み成分にも影響を与えます。頭では分かっていたつもりでしたが、難しかった気候だからこそ、 それを体感できた年でもありました。 除梗破砕して25日間ほど漬け込んでから搾汁したツバイと、除梗破砕してすぐに搾汁したツバイを混ぜて、野生酵母で発酵させステンレスタンクで熟成。翌年9月にビン詰め後、5か月のビン内熟成。 おいしい飲み方:開けた直後から時間が経つにつれて味が変わっていきます。翌日と翌々日がまろやかになって最もおいしいと思います。保管は15~20 度ぐらいの涼しいところで。 ブドウ品種:自園ツヴァイゲルト100% 醸造(野生酵母発酵):醸しツヴァイ51%、搾汁ツヴァイ49% 生産本数:2230本 price: 2900円/750ML(完売しました) |
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