ミソノヴィンヤード 北海道余市町美園町
ミソノ・ヴィンヤードは松村宗雄氏が、2019年に北海道・余市に開設した新しいワイナリー。ピノ・ノワール
の栽培適地を求めて石狩湾を望む6ヘクタールの東向き斜面を購入。果樹園と牧草地を開墾し、ピノ・ノワールとシャルドネを主体に植樹をしました。
果樹園に古くから栽培されていた樹齢の高いナイアガラとデラウエアで仕込まれたペティアンは、日本のナチュール・ワインとして、そのクオリティーの高さで多くの日本ワインファンを唸らせました。
3年目となる2022年は気候にも恵まれ、ブドウの収穫とワインの醸造が順調に進みました。このヴィンテージ最初のリリースは、ナイアガラとデラウエアのブレンドで仕込まれたペティアンと、ナイアガラにピノ・ノワールの果皮を浸透したロゼ・ペティアン。
ブドウは無化学農薬・無肥料で栽培し、野生酵母・SO2無添加で醸造。
ワインは今年もその濁りのある外観からは想像できない、ピュアでクリーンなスタイル。北海道を感じる豊かな果実味と自然な酸、ビオならではの優しさとミネラル感があります。

ケルナー 2024(白)
2024年は比較的降雨が少なく、適度な夏、昼夜の寒暖差のある秋でした。渡り鳥が南下を遅らせて居座ることもなく、最上の質のブドウが採れました。収穫時の選果を徹底する事により、SO2の使用量を減らすことに努めました。アロマティックな香りと、白桃と柑橘のニュアンス、伸びのある柔らかい酸が、余市のブドウらしさを表します。
ぶどう品種:余市町産 ケルナー
生産本数:562本
アルコール:12%
価格:5500円

アンバーケルナー 2024(オレ)
余市の生産量ナンバーワン白ブドウと言えばケルナー。そんなケルナーに、珍しい果皮浸漬と新樽熟成を試みました。2024年は比較的降雨が少なく、適度な夏、昼夜の寒暖差のある秋でした。渡り鳥が南下を遅らせて居座ることもなく、最上の質のブドウが採れました。収穫時の選果を徹底する事により、SO2の使用量を減らすことに努め、天然酵母で発酵、ステンレスタンクで熟成しています。
十分な果実味が、果皮と樽から来る苦み・タンニンに対し好バランスを保ちます。
ぶどう品種:余市町産 ケルナー
生産本数:940本
アルコール:12%
価格:5500円

カベルネフラン MV(赤)
2019年に植えたカベルネフランを2022年と2023年に収穫・醸造し、ヴィンテージ別に木樽熟成を行いました。2025年1月9日に全ての樽をブレンドし瓶詰めしました。2022年は暑く、雨の多い年。ブドウの熟度と病気に気を遣い、選果を徹底しました。2023年は更に、暑く長い夏、そして雨に苦労した年でした。ヒヨドリやムクドリなどの渡り鳥が南下を遅らせて居座る、また、スズメバチの大量発生により収穫前のブドウに被害が出て、収穫と選果に大変手間を掛けました。近年の食のライト化に合う軽やかで腰のあるしなやかなワインです。
ぶどう品種:自社農園産 カベルネフラン
生産本数:510本
アルコール:12%
価格:5500円

デラウェア 2024(白)
2024年の余市は天候に恵まれ、寒暖差もありとても良く熟した上に酸が生き生きとした良いブドウが収穫しました。今回、植え替えのため自社圃場から最後のデラウェアワインです。自然酵母で発酵、無添加、無濾過。遅摘み完熟デラを選果し仕込みました。熟した果実味から来る圧倒的なボリューム感、厚みと滑らかさ。柔らかくも芯のある酸が余市らしさを表します。
ぶどう品種:自家農園産 デラウエア(樹齢30年以上の古木)
アルコール:12%
価格:2750円(完売しました)

ナイアガラ 2023(白微泡)
樹齢50年の古木のナイアガラ100%を無化学農薬・無肥料で栽培。野生酵母・亜硫酸無添加・無補糖で一次発酵後、上白糖を加え瓶内二次発酵、 無濾過で出荷しています。北海道のナイアガラならではの豊かなアロマ、古木ブドウの複雑な酸とフルーツの厚みが印象的。極めてピュアで自然な口当たり、遅積み完熟ナイアガラを選果し、微発泡にて仕込みました。ぶどう品種:自家農園産 ナイアガラ(樹齢50年)
アルコール度:9%
生産本数: 本
価格:2750円(完売)

アンバーナイアガラ 2023(オレンジ)
2023年の余市は暑く、雨の多い年でした。ナイアガラの古木はこの気候に負けずよく熟し、比較的多めの収穫が出来ました。スキンコンタクトから来る味の厚みと複雑性が殿〆ます。除梗後プレス、果皮を19日間スキンコンタクト。自然酵母で発酵、無濾過。
ぶどう品種:自家農園産 ナイアガラ(樹齢50年以上の古木)
生産本数:1961本
価格:2750円(完売)
