北海道の酒店 はらだ商店

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ドメーヌ・タカヒコ     北海道余市町登

ナナツモリ ピノ・ノワール 2022(赤) 

ドメーヌ・タカヒコの所有する6.7haの区画「ナナツモリ」はビオによりピノ・ノワールのみが栽培されている区画。2019年以降の余市は、ブルゴーニュ北部の平均積算温度を記録し、2022年も積算温度1366を記録した。
2022VTはナナツモリらしい全房からくるスパイシー香があり、過去のヴィンテージとは異なり、イチゴや黒系だけでなくフランボアーズの赤系果実の香りが表面に出ている。
また、ALCとタンニンのバランスも良く、色調もしっかりしている。果実味の中にスミレなどの草花の香り、そして落ち葉やキノコの香りも感じられ、立体的な森の香りの世界が構築されており、旨味を伴う余韻も非常に長く心地よい。香りは森の中の香りをイメージし、ビーツ、マツタケ、レモンバーム、梅、トリュフ、ストロベリー、ミント、マツヤニ、鰹節、チェリー、黒スグリ、スミレ、クローブ、白檀、紅茶、昆布など様々な香りが広がる。
尖った酸があることが特徴の年で、例年より長い熟成が必要とされる。抜栓は瓶詰ショックから安定する2025年の1月まで待って頂きたい。
理想は4年以上熟成させてからの抜栓。涙を流せる感激の世界が待っている。
<セパージュ:ピノ・ノワール100%>
樽熟成:12ヶ月(古樽85%、新樽15%)
発酵:全房・野生酵母(自然発酵)、亜硫酸無添加
750ml 5100円(瓶詰本数:12,000本)抽選券の配布は終了しました

ヨイチ・ノボリ  パストゥグラン 2022(赤)

余市を代表する赤系品種「ツヴァイ」は、力強い骨格とガメイのような華やかで豊かな果実味を備え持つ。このワインは、そんなガメイ種とピノ・ノワールを主体にしたブルゴーニュのパストゥグランをイメージして醸造。
2022年はピノノワール70%・ツヴァイが30%。スパイシーな香りの中にブルーベリーなどの黒系果実香も高く、柔らかく繊細で複雑な香りを持つワインに仕上がっている。
原料は全て余市町登地区の「三氣の辺」のブドウが用いられ、特徴としてブラックチェリー、フランボアーズを感じさせる果実味の中にスミレやユリなどの草花の香り、そしてマツタケの香りが感じられる。ワインは複雑で立体的な森の香りの世界が構築されており、心地よい苦味と酸味と共に旨味を伴う余韻が広がる。
2022VTは比較的、尖った酸が特徴的なワインなので、今飲んでも魅力的なワインだが、瓶熟による変化を楽しんで頂きたい。
このワインは自園の葡萄100%のワインではないため、ラベルにはドメーヌタカヒコの明記はなく、タカヒコ ソガとだけ明記されている。
抜栓は2025年の1月まで待って頂きたい。理想は3年以上熟成させてからの抜栓。
<セパージュ:ピノ・ノワール70%、ツヴァイ30%>
熟成:12か月(古樽)
発酵:全房・野生酵母(自然発酵)
亜硫酸:添加あり(20ppm)
750ml 4500円(瓶詰本数:2,800本)抽選券の配布は終了しました

ナナツモリ ブランド・ノワール 2017(白)

      理想的な貴腐(ボトリチス)に感染したナナツモリのピノ・ノワールを粒単位で収穫し造られたナチュラルな辛口スティルワイン。そのため、貴腐が発生しない年は生産量が大幅に落ち、醸造されない年もある。2017年は天候に恵まれ、貴腐に感染したブドウが非常に少ない年であった。また貴腐ブドウだけでは糖度が高すぎるため、赤ワインになるきれいなピノノワールも搾汁し、糖度が低くなるよう調整し、辛口白ワインに仕上げた。発酵は3日~14日間マセラシオンをした後、圧搾、野生酵母にて発酵。古樽とステンレス樽にて各1年、合計2年間熟成を行った。
香りにナッツ、バター、ハチミツ、天津甘栗、シトラス、ベッコウ飴、紅茶、オレンジピール、カリンなどの香りが口の中で広がる。2017年はこれまでよりも酸がしっかりしておりフレッシュ感が保たれたヴィンテージ。瓶詰めは2020年1月に行なっているので2020年12月頃まで待っていただきたい。
<セパージュ:ピノ・ノワール100%>
樽熟成:24ヶ月(古樽とステンレスタンク)
発酵:全房・野生酵母(自然発酵)  
亜硫酸:瓶詰前に添加
750ml 4510円(瓶詰本数:600本)(完売)