ラン・セッカ 北海道余市町登
山川惇太郎氏はドメーヌ・タカヒコにて2年間の研修後、2020年9月に醸造免許を取得。ワイナリーでの醸造を始めました。農園には2018年、ピノノワールとツヴァイゲルトの赤ワイン用のブドウを植えています。奥様の小春さんは白ワイン品種を栽培。畑も夫婦別々に区画を持っています。
![]() |
早花咲月 Rose(サハナサズキ ロゼ)2022(ロゼ微泡) ワイン名は太陰暦の3月を表す言葉という。2022年の夏も21年に引き続き暑い年となりました。収穫は9月末と10月半ばに行ない、糖度は適度に上がり、シャープな酸が残りました。 プレス前に苦みが出ないように注意してスキンコンタクトし、プレス。瓶詰前に糖分を添加して野生酵母にてビン内2次発酵、ノンフィルター、酸化防止剤無添加。アセロラやキャンンベルの赤い果実が主体にありシッカリとした酸があります。ナイアガラ感も少し強め、春が立ち上がっていく時期にスカッと楽しんで飲んでほしいワインです。 ぶどう:ナイアガラ主体、キャンベルアーリー約15% ぶどう産地:北海道余市町の3か所の農園 発酵:野生酵母(自然発酵)、ビン内2次発酵、SO2無添加 生産本数:約4900本 750ML 1980円 |
![]() |
KOYACHI 2021 パストゥグラン(赤) KOYACHIはラン・セッカの自園、西向きの畑から収穫したブドウでつくったドメーヌものワイン(栽培・醸造共に笠惇太郎氏が担当。りゅうこはるさんは南向きの白区画担当)。地区や、道路、川の呼び名で、小谷地と書きます。 西畑には赤ワイン品種のブドウのみを植えており、Pinot Noir が6割ほど、残りが Zweigelt。他にはシラーが1列、ガメイが4列ほど。基本的には単品種で仕込むことはせず、混ぜて1つのワインとします。そのスタイルから余市版パストゥグランといったりします。 醸造はツヴァイは全房、ピノは1/2を除梗、発酵終盤でまとめて、やさしくプレス。樹脂タンクで発酵後、1年樽熟成(新樽20%)後ブレンドして瓶詰め。 割合が少ないツヴァイの主張が強めです。ブルーベリーやカシスの果実感と共に生革、チョコレート、黒豆のニュアンス。酸は穏やか、タンニンは控えめ、樽香がそこそこあります。 ぶどう:ピノノワール2/3、ツヴァイゲルト1/3 ぶどう産地:北海道余市町登町 ランセッカ自園 アルコール:12.5% 生産本数:約1800本 750ML 3300円(完売) |
![]() |
pon nitay ポンニタイ 2021(オレンジ) 北海道の森の凛とした空氣をイメージして仕込んだ混醸の白ワインです。名前はアイヌ語を、大体の和訳はpon – 小さな、nitay – 森 です。 原料のブドウは自社畑の「南畑」。ゲヴュルツトラミネールの一部を手除梗して4日のスキンコンタクト、残りは潰さないようにタンクで3~4日マセラシオンカルボニックを行い、バスケットプレスでゆっくりと搾汁。ステンレスタンクで発酵させ、落ち着いてからステンレスタンクとステンレス樽にて1年熟成。 ワインはシッカリとした酸があり、白っぽい花の香り、若い梨や桃の香りがあります。僅かに苦みがあります。 ラベル原画:木平千尋氏(余市町在住) ぶどう:ピノグリ6割、ゲヴュルツトラミネール4割 ぶどう産地:北海道余市町登町 ランセッカ自園 南畑 アルコール:12.0% 生産本数:約830本 750ML 3410円(完売) |
![]() |
早花咲月(サハナサズキ) 2021(白泡) このワインの原料は、ほぼ有機栽培と同等に栽培されたナイアガラ。1次発酵は樹脂製タンクで野生酵母にて発酵、スキンコンタクトを1週間ほど行ないプレス。瓶詰前に糖分を添加して野生酵母にてビン内2次発酵、ノンフィルター、酸化防止剤無添加。 ナイアガラ特有の果実味は優しくてライト、少し渋みがあり、コクも感じます。 ぶどう:ナイアガラ100% ぶどう産地:北海道余市町登町 Sunny Side Farm アルコール:9.5% 生産本数:約2200本 750ml 1980円(完売) |
![]() |
Noborico Nobori(ノボリコ・ノボリ)2020(白泡) このワインは、ボルドー液のみを使用する有機栽培で栽培されたナイアガラを野生酵母で発酵。数日間のスキンコンタクト後にプレスし、ビン内2次発酵をしています。程よいナイアガラの香りに柔らかな酸、後味にほろ苦さがあります。お手軽に、気軽に飲める、スパークリング。食事に合わせやすい性格の味わいです。 ぶどう:ナイアガラ100% ぶどう産地:北海道余市町登町小登 Sunny Side Farm 発酵:野生酵母(自然発酵) 亜硫酸:ビン詰め前に極少量添加 750ml 1980円(完売) |
ページの先頭へ